ハンドメイドモカシン
その製法について

 OLDMANの靴は、全てハンドメイドモカシンを採用しています。
 はたしてハンドメイドモカシンとは、他のモカシン(機械式のモカシン)とどう異なるのか。
 そのあたりを詳しく解説していきます。

ハンドメイドモカシンとは

 モカシン靴は、本来は袋状になった靴を指します(インディアンモカシン・袋の中に足を入れて、口を絞った形を想像してみてください)。
 それが現代では、甲の部分で縫いを施したものを「モカシン」と呼称するようになりました。
 現代の安価なモカシンは、表面上に意匠として縫いを施し、その他の作りは普通の靴と同じ「吊り込み製法」で仕上げられているものがほとんどです。

 OLDMANのモカシンは、全て職人による手縫いです。通常のモカシンはマシンを使い、甲のヒダ部分は全て均一に仕上げられます。
 ハンドメイドモカシンの場合は、その力の加減により若干不均一になる性質をもっていますが、しかし、手練れの職人による技で均一に仕上げることも可能です。

 そうした仕上げにどういった違いが生まれるか。
 それは、履き心地に大きく関与してきます。

本当のモカシンの履き心地

 吊り込み式で作られた靴は、アッパー部分と中底が別で作られており、屈曲性能が本来のモカシンに比べて堅くなってしまう性質があります。
 手縫いモカシンであれば、底は一枚革でアッパー材と繋がっており(つまり袋状なので)踏み込んだときのしなやかさが、格段に違います。

 袋状にして靴にするには、吊り込み式とは比べ物にならない手間がかかります。
 通常の吊り込みの場合は、先行してモカシン部分を縫い、ラスト(木型)にはめて、縫いがズレていても吊り込み時に強い力で引っ張るため、そのズレを逃がすことができるように設計されています。
 しかし、それではモカシン本来の履き心地ではなく、意匠としての良さしか残りません。

 本来的なモカシンは袋状に仕上げることが必要であり、工程上モカシン部分を手で縫いあげ仕上げる必要が出て来ます。
 正確なパターンを引き、正確なピッチでモカシン部分を縫いあげるスキルが必要とされます。
 通常、靴はアッパーを縫製した時点でラスト(木型)に吊り込み、中底をつけて袋状としますが、ハンドメイドモカシンの場合は袋状になっているため、ラスト(木型)に当て込んだ時点で、調整が行えないため、逃げ道がありません。
 ハンドメイドモカシンは、靴作りにおいて、本当に高度な技術がなせる製法であると言えます。

鑑賞に耐えうるモカシンシューズ

 さらにOLDMANで採用しているモカシンの縫い仕上げは、職人のスキルがより表れる「合わせモカ縫い」に一手間を加えた「コの字仕上げ」という、こだわり抜いたモカシンとなっています。

 靴の作り方は複雑で、この説明だけではわからない部分が多々あるかと思います。
 しかし、OLDMANのハンドメイドモカシンシューズは、一見すればそうした手間を肌で感じ取ることができる、こだわりの詰まった美しい一足になっていると言えます。
 素材の上質さ、職人の技術、靴づくりのノウハウ。それらが渾然一体となって出来上がる、美しい靴をぜひ、お試しください。

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